「遮熱」と言えば遮熱塗装を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、現在世の中にある遮熱・断熱材の中で輻射熱の反射力において高純度アルミ製遮熱シートの
右に出るものはありません。
でもアルミ製の遮熱シートは遮熱塗装に比べ費用が大きくなると聞くし…
サーモバリア ラインナップ
屋内施工タイプ
建物内の熱源にも
屋外施工タイプ
暑さの原理をご説明します
輻射熱とは遠赤外線などの電磁波のことを言います。ドラム缶で焚火をすると風が吹いているのに体が温まります。このように輻射熱は空気に関係なく温度の高い方(ドラム缶)から温度の低い方(人体)に移動し熱を伝えます。
輻射熱=電磁波
木陰は葉っぱが太陽に熱せられ中の水分が気化熱になって葉っぱの熱を奪う形で蒸発します。これにより葉っぱの裏側が冷えるため木陰は人体に向けて輻射熱による熱移動が発生しないので涼しく感じます。
※人体の輻射熱を葉っぱが奪ってくれる
折板屋根の湿度は夏場70℃~80℃になります。人体の皮膚温度は約32℃~33℃なので折板屋根の輻射熱が人体に向けて飛んできます。このように空気の温度は同じ日陰でも輻射熱の有無により体感温度は大きく異なるのです。
▲夏場の工場や倉庫の屋根はまるで大型のヒーターパネルです。
工場等、夏場の折半屋根やストレート屋根はまるでヒーター同様大きな熱を屋内に放射しています。
また、人の体感温度を左右するのは実は室温だけでは無く50%は輻射によるものと言われており非常に大きな要因なのです。
つまり、遮熱をすると輻射熱が大幅にカットされるため体感温度が大きく変わることになります。
遮熱効果
青色トタン2枚のうち片方にのみサーモバリアスカイを貼付け、ハロゲンランプで加温。
熱原則と反対側(屋根側)の様子をサーモグラフィで確認するとサーモバリアスカイ有りの方は見事に遮熱している様子が分かります。
輻射熱は吸収体(一般建材)では止まりません。
夏場、高温になる屋根材から屋内への熱の侵入を抑えるには、
屋根材自体への太陽光からの輻射熱の影響を抑制する
高温になった屋根材から屋内への熱放射を抑制する
のいずれかが求められることになります。
例えば…
断熱材で間仕切られた先に高い気温を外部に伝えにくくするのが断熱です。つまり、熱伝導率の低い性質を利用して伝導による熱移動を軽減します。冬場室内の温かさを外に逃がさない目的等には断熱材は非常に効果があります。
輻射熱は空気以外のものに当ってそのものの温度を上昇させます。遮熱材は太陽から降り注ぐ輻射熱を高反射性能を利用してその大半を跳ね返します。つまり遮熱材そのものが輻射熱の影響を殆ど受けない為遮熱材から先への輻射熱の影響を軽減します。
断熱材では太陽の輻射熱は処理できません。
断熱材の殆どは反射率が低いため、太陽からの輻射熱を吸収します。結果、高温になった断熱材は屋内側に向けて熱を放射する事になります。
つまり、断熱材では結果的に太陽からの輻射熱をSTOP出来ない事になります。
日没後も屋内が暑いのは断熱材が蓄熱した熱を放射しているケースが考えられます。
夏場、工場や倉庫は屋根への太陽からの輻射熱の影響が非常に大きくなります。注がれた太陽の輻射熱を受け温度が上昇するものを屋根に施し夏の暑さに対処しようとしてもあまり効果がありません。つまり断熱材は夏の暑さ対策には向いていないのです。日中絶え間なく屋根に注がれ続ける輻射熱に対処するには、輻射熱にこそ効果の高いものを施す事がポイントとなります。
建物内の移動熱の75%は輻射熱です。
太陽からの輻射熱は屋根材に当り一部はそのまま反射されますが、殆どは吸収され熱となります。熱は温度の高い方から低い方に移動する法則に従い、屋根材が吸収した熱の大半は天井又は直接屋内へと放射されることになります。この輻射熱の「吸収」「放射」を繰り返し太陽からの輻射熱は屋内に侵入してきます。また、断熱材を厚くすると熱の伝わる時間は遅くなりますが、一度吸収した熱はやがて室内に侵入してしまいますので根本的な熱対策としては正しいと言い難いのが現実です。
以前は建物を通過する熱移動は、伝導と対流が殆どであると考えられてきました。しかし、全米の多くの機関の報告をはじめ、現在では殆どが輻射熱であり、その量は全熱量の75パーセントを占めるとされています。
現在では建物内の移動熱の75%が輻射熱と言われています。
また、左のグラフはその中の屋根からの侵入熱の割合を示していますが実に内訳97%が輻射熱となっています。
日差しの入射角が75℃を越える夏場では、窓の割合の小さい工場や倉庫等の建屋では屋根からの熱侵入の割合が極めて高くなるため屋根への輻射熱対策こそが非常に重要になります。
即ち、この輻射熱をカットしない限り効果的な省エネは難しいことがわかります。
の断熱効果は70mmのグラスウール断熱材に相当!
JIS規格に基づく熱実験(JIS規格A1420)より獲られたデータを精査した結果、サーモバリアは熱線を反射する極めて高い能力を有することが分りました。薄いサーモバリアを1枚挟むだけで、入射する熱の大部分が表面で遮断でき、断熱性能が得られます。その断熱効果は、厚さ70mmグラスウールにも匹敵します。さらに、2枚設置すると、倍の厚さのグラスウールと同等の効果が得られるといった具合に、枚数に比例してその断熱効果は増大します。ぶ厚い断熱材を薄いサーモバリアに置き換える事で、屋根や内外壁の施工の自由度が大きく拡がります。
サーモバリアによる遮熱の優位性
※1 屋内施工による遮熱シートそのものの性能に対してです。
※2 遮熱材が剥がれる等が起きた場合は再度貼りなおす必要があります。
※3 設置場所や施工法により一部必要な場合があります。
【他の遮熱工法との比較】
遮熱工法 | 施工の簡易性 | 初期投資・ランニング費用 | ○長所 ×短所 |
---|---|---|---|
●スカイ工法 |
独自の方法で輻射熱97%カットの高反射遮熱シートを取付。工期大幅短縮を実現。 | 従来工法と比べ費用を大幅に削減。平均的な遮熱塗装と同等クラスの価格を実現。ランニングコスト0円。 |
○圧倒的な熱反射性能 ○高い遮熱性能の長期持続 ○屋根材を保護 ○気になる雨音を低減 ×屋根によっては施工不可 |
二重折板 その他、二重屋根葺替 |
工期が長く、場合により重機が必要となる。 | サーモバリアと比較した場合、初期投資大。 (当社調べ) |
×断熱材が夏場熱を吸収 ×屋根重量が大きくなる ○施工業者が多い |
遮熱塗装 | 工期が長く足場が必要となる上、屋根の状態によっては下地処理が必要。天候も工期に影響大。 | 遮断熱性能の差や施工時の設定塗膜厚により価格にバラつきが大きい。 |
×汚れにより初期性能の維持困難 ×塗装の仕上りによる性能差大 |
屋根散水システム | 配管・ポンプ・スプリンクラーの設置が必要。 | 水道料金、ポンプ等稼働時の電気代。 設備の維持・メンテナンス費用が必要。 |
×屋根材の腐食促進を招く ×渇水時の使用は印象が悪い ×システムの故障等あり |
太陽光発電パネル | 工期が長く、重機が必要。 | 初期費用膨大。 |
×遮熱性能は高くない ×資金の回収が不安 ○クリーンエネルギー |
屋上緑化システム | 工期が長い。 | サーモバリアと比較した場合、初期投資大。 (当社調べ) |
×湿気による屋根材の腐食 ×屋根重量が大きくなる ×植物の生育状態にバラつき |
屋根だけではありません。建物内の熱にも効果を発揮します!
建屋内で高温設備を設置しているエリアに隣接する部屋なども遮熱する事が可能です。
隔壁に遮熱材を取付ける事で高温設備から発せられる輻射熱を反射し熱侵入を大幅に抑制します。
建物に合せて最適な遮熱工法をご提案致します。
スカイ工法(折板屋根屋外工法)
折板屋根屋内工法
ストレート屋根屋内工法
建屋付帯設備遮熱
母屋上遮熱
小屋裏遮熱
床下遮熱
設備遮熱
これらは施工シーン一部です。様々な熱によるお困りのシーンに最適な遮熱のご提案を致します。
施工対応エリア
大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山、三重、岐阜、愛知、福井、岡山、徳島
※その他、中四国エリアもご相談ください。
販売対応エリア
全国
サーモバリア ラインナップ
屋内施工タイプ
建物内の熱源にも
屋外施工タイプ
【サーモバリア正規販売店】
大阪府大阪市中央区粉川町5番1号
TEL:06-6763-8788
FAX:06-6763-8766
サーモバリア専任担当:尾山・尾崎